長谷川成明

北海道大学 低温科学研究所 生物環境部門 寒冷域植物生理生態学分野

調査

全国的に暖かくなっているようですね。札幌も暖かく、エゾヤマザクラもあちらこちらで開花しています。

先週は札幌市の羊ヶ丘にある森林総合研究所北海道支所内の実験林で調査をしていました。幸い野外での調査期間中は好天に恵まれまして、気持ちのよい調査でした。ウダイカンバ林でのサンプル採取が主な調査内容なのですが、この時期は枝などのサンプルを採取すると、切断面から勢いよく導管水が溢れ出てきます。驚くほどの勢いで、樹木の生命力を感じるとともに、サンプルをとっていることにち申し訳ない気持ちになります。

ここからしばらく、何か所かで調査が続きます。春らしい雰囲気を楽しめる、よいシーズンですね。

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桜咲く

今年の冬は雪解けが早く、春がくるのが早いだろうとは予測していました。とはいえ、その後は急激に暖かくなるでもなく、まだまだ寒い日が続いたため、今年のフェノロジー(生物季節)はどうなるだろうかと思っていましたが、道南のほうでは例年よりも早く、もう桜の開花宣言があったようですね。

学内でもキャンパスの南のほうできょう、エゾヤマザクラが開花し始めているのを見かけました。今日は非常に寒くて雨風ともに強く、外を出歩くのも億劫な天気でしたが、そのなかでも咲き始めているエゾヤマザクラの花は綺麗でした。少し前から林床にはキバナノアマナやエゾエンゴサクが見られるようになっています。これから徐々にキャンパス全体が華やかに彩られる時期になるでしょうか。いずれも例年よりも若干早い気がしますが、とはいえ驚くほど早いということはなさそうで、ほっと一安心といったところです。

4月も早いもので下旬となってきました。時間はあっという間に過ぎていきます。